知っておきたい乳癌検診最新情報


知っておきたい乳癌検診最新情報

近年日本では、乳癌検診率は向上しているものの、欧米に比べるとまだまだ低いという現状があります。従来の乳癌検査では、触診や視診に超音波での検査や、マンモグラフィーによるもので行われ、しこりのようなかたまりを見つけだすものです。マンモグラフィーは、乳房を撮影台におき4~5cmの厚さまで圧迫してX線撮影をするもので、受診者の身体への痛みの負担が大きいものとなっています。腫瘍のようなものがみつかっても、悪性か良性かの判断が難しいところがあります。
現在では、まだ数少ない検査機器のPEMという乳房専用のPET検査装置があります。これは、腫瘍のでき始めの1.5mmの小さな病変を鮮明な画像に映しだすことができ、マンモグラフィーに比べて乳房を固定する圧力も小さくてすむために、痛みも軽減されるようです。乳癌がより正確に発見できて、早い時期に見つけることが可能になるため、より乳癌検診の必要性が高まり検診を受ける人が増えることが望まれます。

乳癌検診最前線

日本人の食生活が欧米化に伴うにつれ乳がん患者が増加してきています。年間16人に一人の女性がガン告知を受けています。その中でも20代や30代の女性に発症する若年性乳癌が増えています。乳癌検診を受けることはとても重要で、女性の場合は二十歳を過ぎたら定期的に受診をする必要があります。親族に乳がん患者がいる場合は発病するリスクも高くなります。乳癌検診を受ける頻度としては、年齢と病歴を考慮しながら一年に一度から二年に一度受診をすることが大切です。若い女性の場合は腫瘍と乳腺の区別をマンモグラフィーではしにくいので、超音波エコー検査を主体として行います。腫瘍など病変がみつかったからと言って悪性とは限りません。良性の腫瘍である場合も多くあるので、腫瘍から細胞を採取し精密検査をする必要があります。乳癌は早期発見をすることがとても重要なので、乳癌検診と月に一度自分自身で行う乳房のセルフチェックをし、異変を感じたら乳腺外来の受診が必要です。